茅ヶ崎三線クラブ稽古場外伝

矢島三線工房・矢島敏が主宰する「茅ヶ崎三線クラブ」のお稽古、イベント等を綴ったブログです。


場所:湘南台公民館 時間:7時より
参加:のぶちゃん、こいそくん、おづさん、かねがえさん、さとーさん、いけださん


最近のライブリハはかなり稽古っぽくやっているのですが、積極的なサウンドつくりに基礎力はかかせません。そういう基礎力をつくるのが普段の稽古だと思っています。もちろん、ライブをやりたい人ばかりではないので、そのあたりは少し余裕を持ちつつ少しづつこなしていきましょう。


歌の心独唱は予定者の欠席のため、いけださんの模擬テストのみ行いました。次回に引き続きです。
これは、間違っているものをこき下ろす場ではなく、あくまでも”いまより少し上手になる”もしくは”練習の目標をとらえる”ということを目標にやっているので、できれば楽な気持ちでやってくださいね。ポールマッカートニーかなんかの言葉ですが、上達は直線上にいくものではなくて、螺旋状にぐるぐるまわって、気付けば元の位置より少し上達したかな?なんて具合だ・・・と聞いたことがありますが、これは正に的を得ているなあと思うわけです。





余談・・・唄三線は遊びと僕はよく言ってしまうのですが、その背景を少し紹介。


三線は一日の労働を終えた人が夕方から弾くもので昼間から鳴らしている人は”あしばー(遊び人)”と呼ばれたこと。三線遊びは働いた人だからできる大人の遊びであって、子供達は弾かせてもらえなかったこと・・・


いまでこそ民謡歌手はもてはやされているが、もともと民謡歌手になるなんて言うと”お前もそこまで落ちたか・・・”と言われた


この手の話を、僕は師匠からたくさん聞かされました。今の時代は文化の継承とかで随分、様相がちがっていますが・・・高橋竹山の自伝にありましたが、三味線だってもともと門づけ芸だったわけだから、いまの時代とはまるで扱いが違いますね。


僕は幸か不幸か、今こうしてやっているわけですが、昔から音楽やってきて、いつ路上生活者になるかって、その不安はいつもありました。マジで。
父親からは”お前はなんで、そんなに無駄なことをやっているんだ”と言われつづけ、10年近くの断絶状態も経験しましたし・・


僕は今も完璧に”遊び人”を自負していますから、そこのところでもう簡単に傷ついたりしないし、そのことが万にひとつも人様の喜びとなったり、力となったときがあるとすれば、それは本当に嬉しいことです。


この間、ウィーン交響楽団かなんかの指揮者が”音楽はこの世の至上のものである”・・・くらいなことを言ってましたが、そういう事を満面の笑みで言える人に私はなりたい( ^ ^ )Y


・・・そんな感じ