■
僕の愛読書に”馬鹿になれ”アントニオ猪木著がある。
たまに開くと、その肉体的言語と言うべき説得力に励まされる。
先日、弟のバンドのライブを初めてみた
京都にいる10歳年下の弟の初東京ツアー
CDを聴いたとき、あまりの情けなさにあきらめた。ほんとにしょーもないことで、奇をてらう姿勢をありありと感じたがため。周りとの差別化をしたいがための最も安易なやり方を感じたがため・・・
でも、ライブは少し期待していたな。なんでだろ?
ライブが始まると、僕の胸は期待通り(!)高鳴り始めた。音が鳴ってあついのがばーっと伝わってきた。涙がでそうになった。
やっぱ兄弟じゃん、つぼが似てるんだなきっと。
ライブハウスを後にした、僕は小一時間くらいおじいちゃんになった。
”ロックは体力・・・ま・け・・ま・ま・ま・け・・・・・・・???”
とにかく、よたよた歩きながらも敗北は認めず、最後の一文字を言わないままに、そして次の日、ライブの録音を聞き返した。ここで兄復活。
あきらかにライブの良さと録音物の良さはジャンルが違う。そして、この日、あらためて僕は弟のバンドのファンになった。
行儀のいいやつ頭のいいやつばかりになってしまったと感じる今日この頃、弟バンドにおける馬鹿馬鹿しさ、しょーもなさを本気でやる姿は素敵ですらある。ただこの素敵なライブは録音ではつたわらない!!そのジレンマをどう克服するか、弟よ!
バンド名で検索かけたら、どばーっと出てきたので、ここでは教えません。ほんとにしょーもないんです(^^;)ただ、ふせてばかりでも何も伝わらないのヒントを与えます。弟バンドのサウンドは”panty pop”と呼ばれているようです。これ以上の質問は受け付けません。
わざわざ忘年会でふらふらになった頭で代々木まで行った甲斐があったってもんです。音楽のパワーは理屈じゃないこと再認識。音楽に対する愛は言葉でなく身体で語らねばならない!!練習だー!!!苦悩だー!!!!!来年26日につなげるぞ。