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えっちゃん、かねがえさん、くさなぎさん、きょーちゃん、えもりさん
ゲストのえもりさん視点で稽古を眺めるに、こりゃ難曲ぞろいですわ。でも名曲ぞろい。
ゆっくり丁寧に熟成させたいものです。
■双羽うし連れて 飛ぶ浜千鳥
戯りて遊ぶ 夫婦千鳥
■たとい世ぬ中や 変わて行ちゅるとん
二人が真心や 変わて呉いるな
・・・この二節が白雲節の流れでどうにもふに落ちなかったのですが(なにかほのぼのとさせる雰囲気を感じたので)
でも、一曲トータルのイメージからすると
詠み手(唄い手)が、浜千鳥の姿に嫉妬を覚え
さらに
たとえ世の中がどんなに変ろうとも二人の真心は何時までも白雲のまま・・
こうくるとぱっとイメージが伝わってきました。
貧しさが故に遊郭に売られた娘のエピソードは、どれをとっても重く切ないのもですが、この歌も、やはり、こういった”自由にならない身”のいわばぎりぎりの線から生まれているんだなぁと再確認しました。切ない唄です。