茅ヶ崎三線クラブ稽古場外伝

矢島三線工房・矢島敏が主宰する「茅ヶ崎三線クラブ」のお稽古、イベント等を綴ったブログです。


10月17日(水) がじゅまる(大庭公民館文化室)



出席: ひろしさん、いぐちゃん、おきたさん、あおさん



練習曲: かぎやで風、恩納節、揚作田、四つ竹、染みなし節、油断しるな、さーさー節



ソレイユの丘の茅ヶ崎三線クラブ10周年記念”うた遊びの集い”も大盛況のうちに終了!その余韻いまだ浸っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そして気が抜けてしまった方も。。。笑。外はゲリラ豪雨のような雨、そんな中を今晩も熱心な歌三線愛好家たちが集合しました。


いつものように、かぎやで風→恩納節→揚作田→四つ竹。聞きなれない古典の節回しや工工四に記されている見慣れない記号に最初はビビる。どう手を付けていっていいか分からず戸惑ってしまいますね。


そこでまずは言いたい!お手本となる歌と演奏を何度も繰り返し聞きましょう。歌って弾く前に聞くことが大事!とボクは考えます。できれば色々な人の演奏を。できれば名人と言われているような人達の演奏を数多く。と、ここで言い訳。ボクも講師とは言っても皆さんのほんの少しだけ先を歩いてるだけで、いっしょに肩を並べて歩いているつもりですし、実際にそうなのです。正直な話、工工四(野村流古典)に付いてる記号も実は全てを理解しているわけではありません。しかしこれはやっているうちに身体で覚えていくしかないのです。本に書いてある説明をいくら読んでもできるようにはなりません。僕もその途中にいます。



ここで自分の練習方法を伝授。まずはお手本の歌と演奏を聞いて真似る!最初は細かいところは置いておいて大きく大体の感じを。そして最後には、その演者の演奏の声色や三線の音色に留まらず、演奏している時の息遣いや気持ち、背負ってる人生や時代にまで想いを馳せて(そんな事できるのかどうかわからないけど)、、その人になりきる。名人と自分が一体化するまで。。ちょっと大げさですが、そのくらいの気持ちで。なおこの方法は古典に限らず、むしろ民謡の歌を覚えるのにとても有効だと考えます。イイかも?と思った人は試してみてください。


逆説的ですが、そこまで来た時、ふと気がつくと工工四の様々な記号の意味が理解でき、自然と身についているのではないかと思っています。
みなさん、いっしょにがんばりましょう!。。。ネッ



たかし