茅ヶ崎三線クラブ稽古場外伝

矢島三線工房・矢島敏が主宰する「茅ヶ崎三線クラブ」のお稽古、イベント等を綴ったブログです。


6月10日(月)19時〜 はじめの一歩  明治公民館音楽室



参加者 やまださん とくださん かとうさん でがわさん いとうさん ながおかさん ゆみさん


練習曲 てぃんさぐぬ花 安里屋ゆんた 十九の春 国頭ジントーヨー(一番のみ) 童神



今日から、私のはじめの一歩は、ちょっとやり方を変えました。
人数の多いクラスなので、一斉に弾くのもいいのですが誰がどんな感じで弾いているのかわからないことも多いので、ひとりずつ音を聴いていく時間を増やしていくことにしました。



てぃんさぐぬ花では、ひとりずつ唄持ちを弾いて、勘所チェックタイム(^^)。私もいまだに中と尺は甘い、と言われます。はじめのうち、自分ではわからないこともあります。
ひとりずつやって思ったのは、勘所だけじゃなく、いろんなところで、「こうしたほうが、こんな音が出るかも」と思うところがあったので、それは私もよく注意されていたことであったり・・・。そんなことを、伝えていこうと思いました。



安里屋ユンタは、囃子を交互に掛け合いを・・・でも、なんだかうまくいかない・・。それで気付いたのは、掛け合いだけど、目線は譜面・・・。 それだと相手がいない掛け合いになってしまうんだ!(これは私が気付けてよかったかも・・・!)やっぱりお互いの目を見て、うたの息を感じて、歌を交わす、そんな風にできれば最高ですね。まずそのためには、譜面を取っ払えるようになること! これが前提かもしれません。



十九の春もひとりずつ、うたってみました。
それぞれのうた、みんなでうたうだけじゃわからない、ひとりひとりの素敵なうたが聴けました。 はっきりと、とか、大きく、とか譜面どおりじゃなくもっと自由に、とか私も師匠によく言われますが、これはやっぱり聴いてくれる人に、より良くそのうたが伝わわるための方法なんですね。気持ちがこもってればなおよし!どんなうたでも、好きなうたなら特に、まずは気持ちよくうたって、それから今度は「聴いてくれる人」をイメージしてうたってみてくださいね。



国頭ジントーヨーは、ゆみさんが、ぜひ、唄えるようになりたい!というリクエストでやりました。 三線は軽やかに、トゥテン、トゥテン、ですがうたは「はなんーさっちゅさー」と、はねてはいけないよと、よく登川流師範の宮城先生にも言われてます。 うたは「はなぁんーさぁちゅさー」 だそうです。これは文字にするとわかりにくいですが・・・。



ひとりずつ唄ったり、ひとりひとりの質問にていねいにこたえたり、一緒にやっていくと、時間内にできる曲数は少なくなるかもしれません。でも、「はじめの一歩」の初心にもどって、まずは「はじめて三線に触れたとき」を私も思いだして、ゆっくり、ていねいに、をこころがけていきたいと思います。



そして、そんな稽古で弾きたりないなー、と思った方がいたら、今日持ち帰ったものをぜひ、自分ひとりの稽古の中で、いっぱい自分なりにやってみて、また次のお稽古につなげてくださいね。



のぶこ