茅ヶ崎三線クラブ稽古場外伝

矢島三線工房・矢島敏が主宰する「茅ヶ崎三線クラブ」のお稽古、イベント等を綴ったブログです。


片山恵理先生の講座の報告です
1月29日(水) 鵠沼公民館
練習曲 デンサー節 本部ナークニー かいされー



※デンサー節 デンサーは、 そうだね、そのとおりだ、の意味の『で、あるさー』から着ているという説と「伝えること」の伝承 からきているの説と両方ある(この曲は教訓歌なので)
でも恵理先生は前者の意味だと理解しています、とのこと。 デンスナー節のデンスナーも同じような意味だそうですよ。



⚫︎三線は、休符(⚪︎)が多いので、歌だけでリズムを取るよりも、⚪︎の部分も弾くときと同じように右手を空振りして(実際には弦に当てないで)リズムを取るといい


⚫︎最初のデンサー、のところ、音の度数でいうと4度急激に上がるので、(合から四)角ばったように上がらずやわらかく上がる(間にも音があるのを意識して)ただ、意識しすぎてもったいつけてやってリズムに遅れないように注意する



⚫︎唄はゆっくりで伸ばす音が多いので、そこをまっすぐに唄ってしまうとつまらない。母音をあ喉に当てるように「でんさ〜ぁ〜ぁ〜ぶ〜ぅし〜」と(こんな書き方でいいのかわかりませんが)喉を揺らして唄う
「わら〜びんちゃ〜に〜」のところの音程も 細かい音程がいっぱい入っている(ゆっくりすこしオーバーに唄ってもらいました) のでそれを意識してやる、また自分ではやっているつもりでも大げさ気味(1.5倍くらい)でやってちょうど良かったりするので、しつこい、くどい時は注意するから(^^;)それでやってみてと言われました。



⚫︎後半のスーリ〜デンサーのところ、スーリー、で工に上がるところは、ふっと喉をゆるめて裏声にすると女性らしく優しく聞こえる そのためには喉をいつも自由に使えるよう力を入れすぎずに。いろいろと試してやってみてください、とのこと。



唄うということは全身運動だとよくわかるでしょ、と何度かやった後に。本当にこの曲だけでもくたくたになりましたがそれぐらい体を使わなきゃいけないってことなんだと思いました。


2番は次回以降にやります、と最後に見本で歌っていただきました。




※本部ナークニー デンサー節で大事だといったところ(母音をあてる、喉を揺らす感じ)をこの曲でも意識してやる。 慣れてきたら「返し」を入れてやりましょうとのことでした。


沖縄口の発音で、「と」の音ですが口は閉じ気味で、口の中では「ト」と発音すると「トゥ」に近い音になるのでやってみて、と。「渡久地からー」のところのトは、地名なのであまりトゥを意識しすぎない。 (文字にするのは難しいですが、恵理先生や沖縄の人の口元をよーく観察するといいかも)



三線のリズムは淡々と、唄で表情をつけること。


また、唄うときに4番まで同じ調子で歌わず、あぎんじゃし(上出し)…音程が上の方から歌い出すこと…をしたりさぎんじゃぃ(下出し)で歌い出したりしてアレンジをすることが多いので、今日はさぎんじゃしでもやってみましょうと、一番の後半、「あし〜び〜きん」のところを歌い回しを変えて合老〜老尺〜四老四(無理に工工四で書いたらこんなかんじ?)で唄ってみました。



※かいされー 三線は、長い短い、の短い方にアクセントをおくと軽やかに聞こえる (たとえば1行目の唄持ちなら中五工七上七なら五、七、七に)



2番の歌詞の森は岡(小高い丘)のこと。鳩間節に出てくる森も同じ。


タムンとは、薪のこと。タムン取や小、はタキギとり=木こり ちんぬくじゅーしーという唄のアンマータムノーきぶとぅんどー はお母さんタキギの煙がけむたいよーという意味 ←なーるほど!


返しで、「しゅらよーじんとぅやるはじどぅー」と入れることがあるが「そうだね、そうであるはずよ」の意味だそうです。




2時間、みっちりの稽古でした。病み上がりの身で遠くから来ていただいて熱のこもったお稽古、本当にありがたかったです。
今はどうしても工工四を追ってばかりなのでもっと唄をしっかり覚えて、恵理先生の弾きかたや声の出し方(体の使い方)を「見て体感して学べる」ようにしたいです。そのためにお願いとしては、新曲は当分なしで、今やっている曲の中でとことん「唄い方」を学ばせていただきたいと思います(私の希望ですが。。)


以上ですー。・・・のぶちゃん




デンサー節は新曲、、、シンプルな歌なので、音の幅が三度以上のところで喉を柔らかくして歌に表情づけをする こぶしを回す感じ? アテ?に似たかんじ?



本部ナークニー、、、私は初練でしたが皆様は教室では三回目くらい?仕上がりかかってまして、カイサレーへと続く~ ホンブって読んでるくらい未熟でしたので困った困った



ぬぶてぃ~、のてぃ、を少し繰り上げて?歌うように、遅れ気味になるので



カイサレー、、、早弾きの弾き方、裏拍にアクセントをつける 漢字の読み方 「と」の発音について「う」が残る時と「お」が残る時の違いについてのお勉強 これは文字では表せないですが



難しかったですがナークニー〜カイサレーがいつかできるようになったら楽しいだろうなぁ、とワクワクしました(*^^*)



仲宗根様の音源で準備していきましたが、ほぼレッスンと一緒で少しほっとしました ゼーゼー・・かおちゃん





課題曲は上に、同じ(^ ^)

エリ先生のお稽古は三線の弾き方もさることながら、とにかく唄い方についてのアドバイス
細かくしていただけるわけで。
それは時に具体的に時にイメージ的にという感じです。
特に私がイメージとりやすかったのは「一筆書きをイメージして」唄うとのこと_φ(・_・とか
「手をのばしてのびきる感じ」とか。そういうのがわかりやすいです。(^ ^)
余談ですがエリ先生、インフル明けとは思えない伸びやかな歌声、さすがでした( ̄◇ ̄;)



以上_φ(・_・・・わかひとちゃん







染みなし節はやらずに、新曲デンサー節もはじまったんですね!
あ・・・カイサレーも新曲・・・

たくさん個人練習しなくちゃ!(^^;・・・みかりん






デンサー節、テンポの取り方、お話ありました。↓
待ち拍子(休符◯)が多いので、いつもテンポを三線で意識する。休符時も弾く振りをする。いつも一定のテンポでばちが回り続けているように。・・・みほさん