茅ヶ崎三線クラブ稽古場外伝

矢島三線工房・矢島敏が主宰する「茅ヶ崎三線クラブ」のお稽古、イベント等を綴ったブログです。


4月10日(水) がじゅまる(辻堂明治公民館)


出席者: ひろしさん、いぐちゃん、あおさん


練習曲: かぎやで風、恩名節、揚作田節、四つ竹、新でんさー節、浦波節、谷茶前


三線の構えに関してのメモです。


座って弾く時に三線を太ももに乗せたならば、(三線の)胴の裏面は腹にくっ付けずに、腹から少し(コブシ一つ〜二つくらい)離しましょう。そして右腕は胴の上にしっかりと置きましょう。
実際に弦を打つ時には、三線の上に乗せた腕と三線の胴が接する所を支点にして腕を打ち下ろします。三線の胴が身体に寄りかかるように三線を構えた場合、この支点の存在が弱く曖昧になります。そうするとどうなるかと言うと、まずリズムが取りづらくなります。そして指先だけで弾こうとするので単調で細い痩せた音になってしまいます。
芳醇で豊かな音色を奏でる、そしてグルーブ感のある演奏をするには、、手首だけ、あるいは腕の上げ下げだけでなく、肘の反動までを含めたそのコンビネーションで弾きましょう。
スローな曲を弾いている時はあまり気にならないかもしれませんが、速弾きや、トゥンチャー弾き(沖縄独特のトゥテーントゥテーンのリズム)をする場合にはこの事が非常に重要になってまいります。
なぜ胴を腹にくっ付けずに少し離して弾くか?一般に良く言われるのは胴をお腹にくっつけると音が響かなくなるからと言われていますが、それ以上に胴の上での支点の確保、これが大きな理由ではないかと思っております。


今回に限らず、たかしがお送りする外伝は毎回、その時点で自分自身がこれまでのけっして多くない経験と得た知識を基に、感じ考えた事を自分の言葉で書いております。さらなる向上を目指して、あらゆる所からの助言、苦言、疑問を二十四時間切にお待ちしております。
ゆたしくうにげーさびら。


真剣に歌った後のゆんたく、これもまた練習中の楽しみの一つであります。笑う角には福来たる!(^^)
ではでは、Keep on playing sanshin〜☆


たかし